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職員インタビュー

 

多様なバックグラウンドが病院を支える大きな力に。
自己成長と挑戦で東北の医療に貢献。

 

病院の運営において、事務職員は欠かせない存在です。患者さんのデータ管理や診療に関するさまざまな調整、医療チームのサポートなど、多岐にわたる業務を通じて円滑な運営に貢献しています。病院の事務職員としての役割や仕事の魅力について、昨年度に入職した3人の職員がそのフレッシュな視点で語りました。
(取材場所:教職員の交流スペース「カフェ?ポクラテス」)

 


安部主任

大学卒業後、宮城県の民間病院、県立病院勤務を経て、2023年4月に入職。診療情報管理士。

 

上田係員

大学卒業後、福祉業界での経験を経て、2023年4月に入職。

 

中塚係員

大学卒業後、2023年4月に新卒で入職。診療情報管理士。


多岐にわたる病院業務。コミュニケーションが成長の鍵。

――皆さん昨年度入職されて医事課に所属されています。具体的にはそれぞれどのようなお仕事をしていますか?

 

安部:私は主に診療報酬の算定に必要な「施設基準」の取得に関する調整や厚生局への届出などを担当しています。医療機関にはさまざまな施設基準などがあり、新規の届出や変更?廃止届出等を基準に沿った状態で維持?管理していく仕事です。また、これまでの民間病院などでの経験を生かして、他のスタッフの教育やサポートなど人材育成も行っています。

 

上田:私は安部さんと同じ医事総括係で、特に検査に関する医療費の請求や支払いの対応から検査キットの受け渡しなどの調整業務を担当しています。また当院は全国でも有数の臓器移植手術認定病院で東北地区の移植手術の多くは当院で行われています。手術が行われる際に臓器の提供に関して遠方の病院との連絡調整も担当しています。

 

中塚:私は外来係で、当院を利用される患者さんの受診に関する問い合わせ対応や、患者情報の登録、医療費支払いに関する相談への対応などをメインに行っています。

 

安部主任

 

――それぞれに、患者さんと接する仕事もあれば、裏方としての役割もありますが、仕事をする上でどのようなことを心がけていますか?

 

安部:人並みの意見になりますが、やはり患者さんの目線に立つということを大切にしています。患者さんと対面で接することはほぼありませんが、患者さんにとって理解しやすい方法は何か考えます。例えば、請求内容が複雑な場合に、この説明と根拠がわかると理解しやすいかなど、想像力を働かせて患者さんの立場に添った考えを自分の仕事に反映するようにしています。

 

中塚:私は安部さんと違って患者さんと接する仕事なので、どのように伝えるかを常に意識しています。話し方一つで伝わり方が全く異なるので、特に電話で顔が見えないやり取りはとても難しいです。

 

上田:私も去年まで中塚さんと同じ外来係の仕事でしたが、当院のようにさまざまな病気の治療に来院されている患者さんへの伝え方には気を配ることが多かったですね。

 

安部:患者さんと事務職員、医師との関係はもちろんですが、病院というのは非常に多様な職種で成り立っているので、教職員同士の関係も含めて、どの場面でもコミュニケーションが鍵になることは間違いないですね。

 

中塚:安部さんと私は別の係なのですが、いつも大丈夫?元気?と話しかけにきてくれて。スタッフ間でのコミュニケーションのお手本になっていますよ。

 

上田係員

 

――患者さん目線とコミュニケーションは、医療というたくさんの人が関わる場で欠かせない視点と思います。安部さんと上田さんは、それぞれ前職で医療?福祉関係の実務経験がありますね。

 

安部:前職の病院での実務経験は今の業務に生かされていますが、唯一異なるのは規模感です。民間や県立病院ではさまざまな仕事を1人で一貫して行う場面が多いのですが、当院の規模でそれでは業務が回りません。縦割りになりがちな環境で、仕事の目的を見失うこともあります。ですので、前職での経験を、「困ったらすぐに聞ける環境作り」に生かすように心がけています。他部署にもできるだけ直接足を運んで、横の繋がりも大切にしています。

 

上田: 私は180度違う世界に飛び込んだので、正直なところ、仕事上での前職とのギャップは毎日感じています(笑)。ただ、前職の介護職で培った「利用者さんの目線」は生かせていると思います。以前ほど患者さんに対する直接的な支援はできませんが、その分、間接的にさらに多くの患者さんのために、東北地区の医療のために貢献できているという実感が得られ、それが大きなやりがいにつながっています。

 

――医療業界でも異なる職種から転職された上田さん、新卒の中塚さんは、覚えることが多いと思いますが、業務のための知識やスキルの習得はどのようにしていますか?

 

上田:とにかく「聞く」ことです。いざ入職してみたら、同期が自分より年齢の若い中塚さんと安部さんのようなベテランで、自分と同じぐらいの知識レベルや感覚の人がいないことに最初は不安だったのですが、むしろ距離が近いところから知識を得られる環境でもあります。中塚さんは大学で医療系を専攻していたので、保険証やレセプトの見方のような基礎的なところから教えてくれますし、それぞれの得意な領域を生かして、共に学び合うことができています。

 

安部:確かにいろいろなバックグラウンドを持った人たちが集まっています。研修の機会も豊富で、医事研修やコミュニケーションの研修も受講できますし、知識の有無よりも、周囲の誰にも質問して成長しようという意欲が大切な職場です。

東北大学病院だからこそできる挑戦とキャリアへの展望

―――東北大学病院に入職したきっかけを教えてください。

 

安部:診療情報管理士の資格を持っているので、さまざま医療情報の統計解析に基づいて経営に貢献するような仕事に携わることを目指していました。全国でも有数の規模の当院でビッグデータを扱って、経営戦略を立案するような仕事に携わりたいと考えたのです。現在の部署でも医師からのデータ提供の依頼や相談に応じて、必要なデータの抽出なども行っています。

 

上田:私は多方面に貢献できるという点に魅力を感じました。一人の患者さんに対する1対1の直接的な貢献も大事ですが、当院での仕事はそれが1対10、1対100にもなる。 例えば医療データを経営分析に生かしたり、請求関係の分析や改善を通じて病院全体に貢献することができます。東北大学病院は東北地区の中核となる病院なので、地域が抱える医療課題の解決にも貢献できるという点に惹かれました。

 

中塚:私は医療系の職に就きたいと考えており、東日本大震災を経験し現場での支援活動を拝見したことで地元の仙台に貢献したい、という気持ちが強かったことです。仙台が大好きなので。

 

中塚係員

 

――どのような人が向いてると思いますか?

 

中塚:向上心のある人です。一年間勤務してみて、 日々学ぶことが増えていきました。もっと知識を習得してさらに貢献したい、そういう意欲は必須だと思いますし、自分も持ち続けたいと思います。

 

上田:私も学ぶ意欲のある人だと思います。私は専門的な知識がない状態からスタートしましたが、周りに聞けば優しく教えてもらえますし、上司からのアドバイスも得られやすい職場環境です。何より大学なので書籍や文献など調べる手段も多様です。自己研鑽への意欲と、この大きい病院で社会に貢献したいっていう気持ちが大切だと思います。

 

安部:やはり気持ちですね。それと、元気で明るい挨拶(笑)。病院はどうしても暗いイメージが付きまといますが、実際はそんなことはなくて、とても明るい職場なんです。入職当時不安だった頃、他部署にもかかわらず総務課次長や医事課長、上司や先輩方も本当に優しく声をかけてくださり、自身の業務が病院?医療に貢献しているという前向きな気持ちが職場環境からも伝わってきて、それがモチベーションにもなっています。

 

中塚:それは同感です。実は入職前に女性社会で人間関係が大変なのではという不安があったのですが、入職してみたら同世代も多く、同期も私以外は男性で、良い意味で病院のイメージを覆されました。

 

 

――最後に、これから挑戦してみたいことを教えてください。

 

安部:長期的な展望としては、さまざま医療情報の統計解析に基づいて経営に貢献するような仕事に携わりたいと思っていますが、今、目の前の業務で挑戦したいのは医事業務のDX化です。紙出力した帳票をエクセルに打ち込むという業務があり、システム導入による業務効率化を短期的に手がけてみたいと考えています。

 

中塚:私は2年目になって後輩ができたので、まずはその1番近くで見られる先輩としてお手本になること。後輩の指導を通じて、自分の成長も図りたいです。

 

上田:いずれは経営的な視点で病院全体を見ることができるようになりたいと思っています。今はその土台作りのために、いろいろな部署を経験したいですね。経理、総務、施設や地域医療連携など、病院の仕事は本当に多様です。病院、ひいては地域の医療を支えるために必要なさまざまな経験を積んで、多角的な視点で病院運営に貢献できる人材になれるように頑張ります。

 

――ありがとうございました。皆さんの今後の活躍に期待しています!

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